内科: 血液・化学療法

特色

新潟県内で唯一、血液悪性疾患および固形腫瘍(乳癌、泌尿器癌、婦人科癌など)を対象として高いレベルのエビデンスに基づく化学療法・造血幹細胞移植療法を実施しています。当科は


  1. 日本骨髄バンク認定非血縁者間骨髄移植および骨髄採取指定施設
  2. 日本臍帯血バンク認定臍帯血移植指定施設
  3. 日本輸血・細胞療法学会認定医制度指定施設、I&A認定施設

であり、新潟県における血液悪性腫瘍疾患治療の中心を担っています。


症例数・治療・成績

年間新患症例数;血液悪性疾患(白血病、リンパ腫、骨髄腫など)は160-180例、固形腫瘍(乳癌、泌尿器癌、婦人科癌、原発不明癌など)は5-10例。急性白血病の完全寛解導入率は80-90%,リンパ腫の寛解導入率は65-80%, 骨髄腫の寛解導入率は60-70%。

年間造血幹細胞移植症例数;血縁者同種造血幹細胞移植:5-10例、非血縁者間骨髄移植:5-10例、自己末梢血幹細胞移植:15-25例。特に自己末梢血幹細胞移植症例数が多く、急性白血病の寛解導入後の短期強化療法、予後不良悪性リンパ腫に対する強化療法、多発性骨髄腫に対する強化療法としての有効性を確立しています。同種移植では、HLA一致同胞からの末梢血幹細胞移植を積極的に実施し、ドナーの安全の確保および移植患者の移植関連有害事象の減少に成果を上げています。また、臍帯血移植、HLA半一致同胞ドナーからの同種造血幹細胞移植も実施しており、新潟県における造血幹細胞移植中心施設を担っています。日本骨髄バンクを介する非血縁者間骨髄移植は年間5-8例、臍帯血は年間2-4例実施しています。また、骨髄バンクドナーさんからの骨髄採取は年間12-14例です。固形腫瘍の治療においては臨床各科と密接な連携のもと、大量療法を含めた集学的治療を実施しています。

なお、血液内科の年度別業務内容については血液内科の業務実績をご覧ください。全ての疾患・治療に関して、治療方法、期待される治療効果、予想される有害事象についての説明文書が完備しており、病期と治療の理解に役立てています。血液の病気の説明については病気の説明をご覧ください。(http://www.niigata-cc.jp/)


医療設備

無菌室 NASA class 100;3室、class 5000; 4室、class 10,000; 4室。

連続血球分離装置2台、134Cs血液照射装置、大規模液体窒素細胞保存タンク、FACS, 遺伝子診断装置。


国際交流事業

当科では、2002年―2008年、JICA草の根交流事業として中国・黒竜江省、ハルビン市の複数の医療施設との血液悪性腫瘍に対する化学療法、造血幹細胞移植療法に関する交流事業を展開しました。HMTDPと称される交流事業であり、化学療法や造血幹細胞移植療法、病理診断の基礎知識・技術の習得および実際の臨床応用の確立を目的に中国側の医師・看護師・検査技師を数ヶ月単位で受け入れ、臨床の現場での研修指導を実施しました。35名の研修員が新潟での研修を終了し、ハルビンの各施設で実際に化学療法、造血幹細胞移植治療、病理診断を推進しています。また、中国における中医学的治療法についてハルビンでの現地指導を受けて実際に新潟での臨床面で役立てています。この事業の詳細については、(http://www.niigata-cc.jp/)から各科紹介に入り、さらに血液・化学療法から医療技術協力に入ってください。



血液内科発表論文

血液内科発表論文(最近5年間)」はこちらをクリックしてください。


造血幹細胞移植(hematopoietic stem cell transplantation:HSCT)に関する発表 (PDF)


患者さん・ご家族向けのセミナーなどの活動

当科では悪性リンパ腫や多発性骨髄腫の患者さんの会と共同で患者さん・ご家族および医療従事者向けの疾患情報セミナーを開催しています。大変多くの方々が参加されて病気の基礎知識、標準的治療方法、最近の進歩など、必要かつ最新の情報を得られています。今後も定期的に情報交換会を開催していく予定です。なお、悪性リンパ腫関連セミナーについては、"グループネクサス(http://group-nexus.jp/nexus/") "、多発性骨髄腫関連セミナーについては "骨髄腫患者の会(http://www.myeloma.gr.jp/) " にアクセスしてください。


外来診療

月~金。張=月、金(新患)、今井=月(新患)、火、金、石黒=火(新患)、木、廣瀬=水、木(新患)


ご質問など気軽に下記メールアドレスへどうぞ

e-mail:chou@niigata-cc.jp(張 高明メールアドレス)


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スタッフ