皮膚科

特徴

地域がんセンターとして皮膚腫瘍全般についての高度専門医療を提供しており、新潟県において中心的な役割を果たしています。入院・外来ともに皮膚腫瘍、皮膚外科の症例を中心に診療を行っています。紹介状がなくても新患受診は可能ですが、専門外の疾患では他院を紹介させていただく場合があります。


診療実績

年間の皮膚がん新患数:200~250例。

年間手術件数(中央手術室):600~650件。

年間病理検査数:800~850件。


皮膚がん新患数の年次推移

悪性
黒色腫
基底
細胞癌
有棘
細胞癌
ボーエ
ン病
日光
角化症
乳房外
パジェ
ット病
皮膚附
属器癌
軟部肉
腫、他
合計
2000 9 31 14 14 18 5 2 2 95
2001 12 21 15 21 15 7 2 3 96
2002 14 32 19 14 23 5 5 1 113
2003 10 34 22 22 13 6 2 3 112
2004 22 44 33 23 27 6 4 4 163
2005 18 46 26 23 34 5 5 5 162
2006 22 46 39 31 33 8 8 9 196
2007 17 54 40 30 27 8 8 11 195
2008 22 67 31 34 31 5 5 13 208
2009 18 61 47 32 45 11 5 9 228
2010 20 61 41 36 36 8 9 10 221
2011 19 54 36 37 37 8 10 10 211
2012 22 67 55 35 55 7 16 6 263
2013 36 87 57 28 42 6 18 4 278
2014 35 77 67 39 55 7 17 4 300
2015 25 86 71 32 57 8 8 3 290

診療内容

診断

皮膚腫瘍の確定診断には病理組織検査が必要ですが、その前段階の鑑別診断にはダーモスコピーと呼ばれる光学検査法を用いています。これは皮膚の表面に特殊なスコープを直接当てて拡大観察する方法で、黒色調を呈するホクロ・イボなどの良性病変と悪性黒色腫・基底細胞がんといった皮膚がんとの鑑別に非常に有用です。当科におけるダーモスコピーを用いた悪性黒色腫の診断感度は91%、特異度99%、基底細胞がんは感度92%、特異度97%と、高い精度での鑑別診断を可能にしています。


皮膚科


また、超音波診断装置(エコー)を外来に備えており、皮膚・皮下腫瘍やリンパ節の診断に役立てています。


治療

皮膚腫瘍の治療は手術療法が主体であり、その多くは切除のみで根治します。局所麻酔で縫縮が可能な大きさであれば日帰り手術で十分ですが、切除後の欠損が大きくて植皮や皮弁を要する場合は1週間から10日程度の入院が必要となります。

悪性黒色腫をはじめとする皮膚がんでは、がん自体の確実な切除に加えてリンパ節の切除(リンパ節郭清)が必要な場合もあります。以前は'疑わしきは罰する'の原則で予防的にリンパ節郭清を行っていましたが、最近の検査法の進歩により、入口に当たるリンパ節の転移の有無を調べることにより(センチネルリンパ節生検といいます)、不要なリンパ節郭清の省略が可能になっています。


病診連携

県内各地域の皮膚科診療所や病院皮膚科医との連携が緊密であり、日帰り手術等の治療を当院で受けられる遠方の患者さんには、通院の負担を減らしていただくために手術自体は当院で行い、その後の処置は地元の診療所でお願いする、といった形の病診連携を積極的に取り入れています。


皮膚科のがん

 

外来診療

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スタッフ