子宮がん検診

子宮がんには、子宮頸がん(子宮の入り口にあたる子宮頚部に発生する)と子宮体がん(子宮の奥の子宮体部に発生する)があります。

子宮頸がん検診は、性交経験がある方では20歳を過ぎれば対象年齢となります。検診の間隔は、市町村が進める行政検診では2年ですが、初期がんで子宮温存するには20歳代に おいては毎年の検診をお勧めします。当院で治療された最若年者は19歳ですし、最も多い年代は30歳代です。早期発見が可能で、1泊2日の早期治療により後遺症が少ない縮小手術も可能です。

子宮体がん検診は、閉経後の50歳代に最も多い疾患であり、閉経前後の方が対象となります。しかし、月経不順、不妊、未産の方ではそれより若くして 発見される場合があります。通常の子宮がん検診は、子宮頸がん検診のみで、体がん検診はされません。症状(月経不順、不正出血など)があれば、体がん検診を希望される必要があります。


子宮がん検診の方法

精密検診

他の施設で行ったがん検診で異常が見つかった方は、直接、婦人科外来を受診して下さい。拡大鏡観察、超音波検査、組織診などで精密検査を行い、治療の必要があるか、経過観察が必要か、何も心配はないか、などを決定します。治療の必要がある場合、さらに検査を進め、治療方針を決めることになります。


※一般検診は現在、当院では行っておりません。


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