新潟県立がんセンター新潟病院医療安全管理指針

基本理念

医療の場では医療従事者の単独あるいは重複した不注意が、医療上望ましくない事態を引き起こし、患者の安全を損なう結果となりかねない。患者の安全を確保するためには、医療従事者の不断の努力が求められるとともに、一つの過ちが直ちに医療事故という形で患者に実害を及ぼすことのないような仕組みを院内に構築することが重要である。

本指針はこのような考え方をもとに、当院の全職員の個人レベルでの事故防止対策と、施設全体の組織的な事故防止対策の二つの対策を推し進めることによって、医療事故をなくし、患者が安心して安全な医療を受けられる環境を整えることを目標とする。当院においては病院長のリーダーシップのもと、職員ひとりひとりがそれぞれの立場からこの問題に取り組み、患者の安全を確保しつつ必要かつ高度な医療を提供していくために、全職員の積極的な取り組みを要請するものとする。


「新潟県立がんセンター新潟病院医療安全管理指針」より抜粋