新潟県立がんセンター市民公開講座

第28回 市民公開講座

がん診療の最前線 がんセンターだからできること


当院では、市民および県民の皆様にがん医療に関する情報を提供することを目的に、市民公開講座を毎年開催しております。今年は「がん診療の最前線 がんセンターだからできること」をテーマに、9月6日(土)、新潟市中央区のだいしほくえつホールにて開催いたしました。残暑厳しい気候の中、170名という多くの皆様にご参加いただきました。


第28回市民公開講座



開会にあたって田中洋史院長から挨拶があり、その後、以下の内容で講演が行われました。前半では、これまで難治がんとされてきた食道がん・肺がん・膵がんについて、疫学から最先端の治療までを3名の医師が専門的な立場から解説しました。後半では、照射装置と照射技術の両面で著しい進歩がみられる放射線治療、遺伝子変異に基づき治療を個別化するがんゲノム医療、そして全ての治療過程においてがん患者さんを支える緩和ケアについて、それぞれ専門の医師や看護師が解説しました。



講演 ロボット手術と新薬が切り拓く食道がん治療の最前線 消化器外科
番場 竹生
肺がんについて 呼吸器内科
小山 建一
難治がんに挑む~膵がん診療の現状~ 消化器内科
塩路 和彦
ここまで進んだ放射線治療 放射線治療科
松本 康男
知っておきたい がんゲノム医療のおはなし がんゲノム医療センター
三冨 亜希
あなたらしく生きるために緩和ケアができること 緩和ケアセンター
櫻井 由香里


第28回市民公開講座



講演後の質問コーナーでは、事前に寄せられた質問に対し、各演者が丁寧に回答いたしました。

約2時間半にわたる会でしたが、多くの方が最後まで熱心に聴講されていました。ご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。今後も当院は、がんに関する最新の情報を分かりやすく発信してまいります。引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

副院長 竹之内辰也




市民公開講座ポスター」はこちら


過去の当院市民公開講座の開催テーマ」はこちら