整形外科
整形外科の扱う疾患 | 新潟県立がんセンター整形外科の特徴 | 手術実績 | 外来診療 | スタッフ
新潟県立がんセンター整形外科の特徴
当整形外科では腫瘍および一般整形外科を、整形外科専門医資格を有する4人の医師が、専門を生かして分担して治療や指導研究を行っています。また手術や治療に際しては全員で互いに協力して行っています。
当整形外科で扱う領域は、骨軟部腫瘍のほか人工関節(股・膝)などの関節外科、関節リウマチ、手の外科、腫瘍切除後の組織欠損に対する血管付き組織移植による再建手術)などです。また当科通院中および当院入院中の患者様のリハビリテーションの診察を担当しています。
外傷や腫瘍以外の原因による骨折や脊椎外科は扱っておりません。
骨や筋肉の腫瘍の治療では、四肢の悪性腫瘍に対しては腫瘍一塊切除にて安全性に配慮しながら、四肢の温存をはかるとともに、腫瘍用骨補填型人工関節や顕微鏡を用いた組織移植による再建手術・体外照射などを駆使して良好な機能の獲得に努めています。また骨は内臓のがんが転移を起こしやすい組織なので、外科・内科など他科に協力し、がんの骨転移の診断と疼痛・麻痺・骨折に対する手術治療を行っています。さらに整形外科だけでなく外科や耳鼻科でがん組織の切除にて皮膚や筋肉・血管・腸管など組織欠損を生じた場合、他の部位から採取した組織を顕微鏡を用いて再建術を行っています。
腫瘍以外の分野では、関節リウマチはリウマチ専門医が患者様の状態に合わせた薬物療法を、また関節の炎症や関節破壊が高度の場合には手術療法まで幅広く対応しています。また関節破壊が高度となった関節リウマチや膝関節や股関節などの軟骨がすり減った変形性関節症のため強い疼痛や関節の動きが制限され日常生活に支障を来している方には人工関節手術を行い関節症状の改善に努めています。
そのほか 肘、手・指関節、股、膝、足関節などの関節外科や手の外科手術も担当専門医が施行しています。
骨軟部肉腫は治療可能な施設が少ないため当科では新潟県内だけでなく、山形県庄内地区、福島県会津地区、長野県北東信地区をカバーしています。
当科は下記に認定されています。
- 日本整形外科学会認定研修施設
- 日本整形外科学会 骨軟部腫瘍診断治療相談コーナー指定施設
- 日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)骨軟部腫瘍グループ病院
手術実績
- 骨軟部腫瘍手術 (2005-2009:5年間計 974例) 良性軟部腫瘍563例, 良性骨腫瘍151例, 悪性軟部腫瘍93例, 悪性骨腫瘍57例, 脊髄腫瘍12例, 転移性骨腫瘍98例。
- 2009年 手術: 骨軟部腫瘍 220件 (良性軟部腫瘍110件, 良性骨腫瘍 38件, 悪性軟部腫瘍 37件, 悪性骨腫瘍 15件, 脊髄腫瘍 1件, 転移性骨腫瘍19件)、人工関節16件 (人工股 7件, 人工膝 6件, 腫瘍用人工関節3件)、 肘・手関節手術 21件、その他の関節手術 4件、脊椎手術 2件、骨折手術 12件、その他 19件。
治療成績
1990-2007年の間に当整形外科にて手術治療した骨軟部悪性腫瘍の治療成績は、累積生存率でみると、骨悪性腫瘍全体(94例)では 1年:97.8%, 2年:93.0%, 3年:84.1%, 5年:81.1%, 10年:77.3%。このうち骨肉腫(30例)では 1年:100%, 2年:100%, 3年:82.9%, 5年:77.4 %, 10年:70.4%。軟部悪性腫瘍(136例)では1年:90.2%, 2年:84.7 %, 3年:77.6 %, 5年:73.6 %, 10年:59.5 %であった。
外来診療
当整形外科は四肢や体の骨や筋肉の腫瘍(骨軟部腫瘍)を専門としています。腫瘍以外では関節リウマチ、関節外科、手の外科など担当医師の専門分野を生かして診察治療を行っている領域がありますので後記の各医師の専門分野を参照下さい。なお外傷や腫瘍以外の原因による骨折・脊椎(頸・腰)は扱っておりません。
整形外科外来は2診制で、新患担当と再来担当に分かれています。以前に当科に受診されたことのある方は、前年以降に当科を受診されたことがある方は再来担当者の、前年以降に受診のない方はそれ以前に受診されていても新患担当者の診察となりますのでご注意下さい。
再来診察は予約優先となり予約がない場合相当お待ちいただくことがあります。また、当日の予約状況によってはお断りすることもありますのであらかじめご承知下さい。
他院にて診断や治療を受けておられる方は紹介状をお持ち下さい。病気の診断や治療には診断治療の経過が非常に重要です。
患者様ご本人やご家族がセカンドオピニオン(病気やけがの診断や治療法に関する相談)をご希望の場合は下記診察とは別に行っておりあらかじめ予約を要します。また患者様ご本人が来院されずご家族のみの受診もセカンドオピニオンの扱いとなります。詳しくはセカンドオピニオン外来の項目を参照してください。
医師の主な専門分野は下表の通りです。なお、医師の診察日については「外来診療予定表」のページへ をご覧ください。
なお、当整形外科は紹介制とさせていただいております。はじめての方および当科の最終受診から3ヶ月以上期間の空いた方については、受診の際に紹介状が必要となりますので、あらかじめご了承願います。
| 医師名 | 専門分野 |
|---|---|
| 守田 哲郎 | (骨軟部)腫瘍、リハビリテーション |
| 小林 宏人 | 手,顕微鏡による再建外科 |
| 畠野 宏史 | (骨軟部) 腫瘍 |
| 村井 丈寛 | 関節リウマチ・膝・肩・股関節 |







