外科: 乳腺外科
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特徴
診断から治療、つまり乳癌二次精検、診断、手術、術前・術後補助療法と術後観察、そして再発治療まで均等に力を配分して診療に当たっている。乳腺グループはわずか4人であるが、放射線科、内科、整形外科、麻酔科、緩和ケア科などの専門医との連携が極めて密である。
当院は新潟県がん診療連携拠点病院であることから、乳癌診療の新潟県の中心的役割を担うとともに、地域連携診療計画書(地域連携パス)を用いて地域の病院や診療所と、同じ治療方針の安全で質の高い協同診療を提供したいと考えている。
診療実績
2010年の年間乳癌手術数は324例。そのうち231例(71%)が乳房温存療法。ヘリカルCTを駆使した三次元画像は手術における切除範囲を想定したものである。腋窩リンパ節郭清による障害を軽微にするため、2000年1月より腋窩小範囲郭清、また、医療用放射性同位元素アイソトープと色素の併用によるセンチネルリンパ節生検を施行している。術中のリンパ節転移診断には病理組織検査と分子病理診断法(OSNA法)を使用し、精度の向上に努めている。クリニカルパスに従い、手術の1~2日前に入院し、術後は2日から最長でも6日目には退院している。
乳癌切除例の10年生存率はⅠ期96%、Ⅱ期79%、Ⅲ期42%、Ⅳ期10%。乳腺外来は月~金まで毎日、がん予防センターで予約受診可。マンモグラフィーのみで発見される非触知乳癌の確定診断には、ステレオガイド下吸引針生検(マンモトーム生検)により、2010年には18人の乳癌を診断した。
術後観察は2年までは4ヶ月ごと、5年までは6ヶ月ごと、それ以降10年までは12ヶ月ごとに行っている。術後補助療法は手術例の約61%に行い、リンパ節転移個数とホルモン受容体、Her2タンパク発現状況、癌細胞増殖能により決定している。また、術後補助療法が必要とされる患者さんに対しては、積極的に術前薬物療法を導入しており、2010年には69例(22%)で施行された。
再発治療は原則としてホルモン療法を第一選択し、これに無効あるいは耐性例に対して化学療法を選択する。Her2陽性乳癌ではハーセプチンを積極的に使用している。これらの治療は原則的には外来で行っている。
がんセンターという性格上、臨床試験を積極的に行う義務があり、厚生労働省がん研究助成金のがん研究や新薬の開発試験などに参加し、標準的治療が無効になった症例に対応している。
診療設備
ヘリカルCT、ステレオガイド下吸引針生検装置、センチネルリンパ節ナビゲーター
外来診療
月~金、 佐藤=月・水、神林=水・木、金子=月、火
がんセンター新潟病院では、手術後の補助療法と術後観察を、がん予防総合センターでは、乳がん二次検診を行っております。
がん予防総合センター乳腺外科受診のご案内
1. 受診できる方
精密検査が必要な方などの診療を優先させるため、受診できる方を
- 職場、地域、ドックなどのがん検診を受け、精密検査を必要とする方
- 他の医療機関から紹介された方
などに限定させていただいております。
2. 予約方法
完全予約制です。事前に電話予約した上でご来院ください。
予約専用電話 025−234−0555 がん予防総合センター事務室
スタッフ
佐藤信昭:臨床部長、1979年新潟大学医学部卒、医学博士、日本乳癌学会乳腺専門医、日本外科学会専門医、日本臨床腫瘍学会暫定指導医、日本がん治療認定医機構認定医、American Society of Clinical Oncology ( active member )
神林智寿子:外科部長、1995年信州大学医学部卒、日本乳癌学会乳腺専門医、日本外科学会専門医
金子耕司:外科部長、1995年琉球大学医学部卒、医学博士、日本乳癌学会乳腺専門医、日本がん治療認定医機構暫定指導医、日本外科学会認定医
| 佐藤 信昭 | 神林 智寿子 | 金子 耕司 |
一般社団法人National Clinical Databaseへの症例登録のお願い
「家族性乳がんの遺伝カウンセリング・遺伝子検査のご案内
新潟大学医歯学総合病院生命科学医療センター遺伝子診療部門」







